ノーマークだったけど、中央区佃が舞台だとたまたま知り、見逃すわけにはいかず、隣街の豊洲で前後編を一気に観ました。
前編は棋戦の手に汗握る緊迫感、後編は感情が画面から溢れ出てくるような人間ドラマ。前半がハデなこの構成は下手すると尻すぼみになってしまうところを、さすがに大友監督、うまくコントロールされてる。
神木の演技は言わずもがな。
トヨエツの化け具合に心が波立ち、
有村架純の涙はパーフェクト。
新人の萩原利久も、登場シーン多いけどあまり発話しないという難役をやってのけ、崩壊してそうでギリギリ繋がってる家族の描き方は説得力抜群。
高橋一生、染谷将太、尾上寛之もそれぞれいい味。
マンガの映画化のお手本と言えそうな傑作です。
