羨望や嫉妬、誰もが日常的に積み重ねている「愚行」が複雑に絡み合っていく様を描いたミステリー作品。
一家惨殺事件の真相を探る週刊誌記者の目を通して、事件にかかわる人々の本性が明らかになっていく展開に引き込まれる。
ハッキリと描かれていなくても答え合わせに後からネタバレ考察読んでやっぱりなぁとなった。最大の驚きである兄妹の闇の部分を思うと誰が1番愚かなのか…。
人の本性ってなかなか分からないな思う。世の中誰かを利用したり、隠れた本音や本当の思惑、裏の顔、愚かなことだらけなのかも…。
タイトルどおり人間の数多くの愚かさが感じられ、見終わったあとズシンと重く救いようのない闇が心に染みを残した。
キャストがそれぞれ適役で、演技力も高くて良い◎
妻夫木くん昔は爽やかな役柄多かったけど、良い人そうな見た目だから逆に闇があるようなこういう役やると怖くて演技の幅が広がった気がする。
松本まりかは松本まりからしい役で、松本まりかだった。
