まりん

彼らが本気で編むときは、のまりんのネタバレレビュー・内容・結末

彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

日本版 #チョコレートドーナツ anydaynow ・・・と言ったら誉めすぎかな?
でも、扱って居る物は似ている。
そして一つではない。
現代の、そして日本ならではの問題と織り交ぜて作られている。
そして、日本では明確に位置付けし辛い偏見やいじめの問題。
肌の色や宗教・・って明確に敵対する者が無いからかえって不明瞭なのかも。
常識ぶった大人たちより、ピュアな子供や、地方の老人たちの方が素直に受け入れられている。
自分の娘が一番大事!と言い切るリンコのママの強さは、ある意味格好良い。
かなり酷いけど。でも脅しの言葉より、その言い切った言葉の方が、トモにはきつかったでしょうね・・
自分は母親に捨てられたと思っているのに。
こういう映画の意義は、辛い事に怒るのじゃなく、笑い飛ばして、進むんだ!って、この先も出てくるであろうトランスジェンダーやマイノリティな立場の子供たちに、伝える事。
子供たちが誰にも言えずに一人で悩み、自ら命を絶たなくて良いように。
私はそんな悩みを持った嘗ての友人一人に死なれているので、理解者が居ないマイノリティたちがもしかしたら有るかもしれない幸せの為に希望を持って生きてくれたら良いなぁ‥
リンコさんはピュアですけど、私は細かい事にこだわらず受け入れられるマキオさんが、誰よりピュアなんじゃないかと思いました。
まりん

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