このレビューはネタバレを含みます
スウェーデン版を先に視聴済み、原作未読。
オープニングのカッコよさ!
移民の歌、この映画で久々に聞いたわ。
“スタイリッシュ気持ち悪い”感じが、作品への期待も相まってゾクゾクっとさせる。
そして、あの寒そうな土地を、より寒そうに。
観ているこちらが白い息を吐けるんじゃないかってくらい映像を通して伝わってきます。
フィンチャー作品だから当たり前なのだけど、ミレニアムシリーズに比べてサスペンス要素より、登場人物(ほとんどリスベット)の心情にフォーカスされている印象。
魅力的なキャラクターだしね。復讐の鬼。やられたら百倍返し。
ほとんど無表情な彼女が、心許した相手に見せるふとした柔らかい表情。
そんなリスベットを演じたルーニーマーラ。なんて体当たりな……
それだけでも5点どころか、10点献上したい。特別点みたいな。
ミカエルは正義感は強いけど、普通のどこにでもいる様な男性(ダニエルクレイグという点は差っ引いて)。
むしろパソコン弱いし、既婚女性に手を出しちゃうし、リスベットの誘いに簡単に乗っちゃうし、ボコボコにされるし、わりと、色々しょーもない。
けど、優しく筋は通っている…。
リスベットはそこに惹かれたのか?放って置けない…母性くすぐる系なのか。
ラストの革ジャンをポイは悲し色々…
おじいちゃんへの報告や革ジャン買ってる時、普通の恋する女の子の顔だった。
ミカエルのバカヤロー気付けよー
気付かないのがミカエルなんですけど。
ダニエルクレイグの冴えないミカエル役も良かったです。