みむさん

ドラゴン・タトゥーの女のみむさんのレビュー・感想・評価

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)
4.8
移民の歌カバー、オープニング💯!フィンチャーの画力とオープニングのかっこよさが加わりハリウッド版も良い。
スウェーデン版「ミレニアム」三部作は北欧の凍てつく冬の光景、しっとりしたトーンで重厚で良質なミステリーだった。

デヴィットフィンチャーさすが。舞台はそのままスウェーデン、言語が英語になったものの雰囲気はそのまま壊すことなく、画力が増した感じがした。

あと、この映画のもう一つの観どころといってもいい、オープニングクレジットのかっこよさ。
予告で聴いたときから「移民の歌」のカバーがかっこよかったけどオープニング映像超クーーーール!かっこええ!これだけでPVとして完成する!

監督によるとあれはリスベットの心の混乱・葛藤を表してるとか。

ナチス・女性蔑視・肉親との確執など小エピソードも見ごたえあり。

ネタバレの部分がほんの少しスウェーデン版&原作版と違う。どちらもよかったけどね。

ハリウッド版でダニエルクレイグ扮するミカエルは原作のイメージに近かったんじゃないかなあ?女にモテる男の設定だから。

リスベットは甲乙つけがたい。ただ本作の方が女の子な感じは出ていてマイルドになってたな。とくにあのラストシーン。

いやあ、よかった。

このリメイクをみたら2作目、3作目もリメイクしてほしくなるけどフィンチャーやらなかったね。