＊ネタバレしてないつもりですが、結末の大事なシーンに少し触れています＊
まったくもう、ポンジュノはティルダ・スウィントンの歯をいじるの好きよね、そしてそれがまた良いのよね。ジェイク・ギレンホールのたるんだ下腹とムツゴロウっぷりがええわー。ポール・ダノの微笑みには胡散臭さしかないわなー。大好きなスティーヴン・ユアンが『ウォーキング・デッド』卒業できて良かったねー。
…とまあ、ニヤニヤしながら鑑賞していたのが、クライマックスからは飼い犬二匹を抱っこして号泣でした。目が腫れた。
内澤旬子の名著『世界屠畜紀行』の食肉加工場のくだりを思い出しました。書籍のほうはおそらく意識的に淡々と描写してあったけど、ポンジュノはこのシーンを誤魔化してないんで、かなり辛い。
動物好きが観るとキツいです。でもそれだけじゃなくて、わたしたちはどうあっても他の動物の命を頂いて生きていて、それをきれいごととか無かったことにはできないのだと、改めてクギを刺された気持ちです。
