オクジャってカバ的なものかと思ってたら豚だったんですね。
前作のスノーピアサーがほとんど密室だったのに比べて、本作は開放感のある絵作りで、ソウルのシーンとかめちゃくちゃ面白く、さすがポンジュノだなぁと。お約束のダッシュやドロップキックももちろんあります。
ギリギリのところで漫画になりすぎないダイナミズムとリアリズムのバランスがポンジュノの醍醐味ですね。
食の問題など社会的な問題を絡めて、自然と資本主義社会の往来など、確かに言われて見れば宮崎駿の映画のようで、ところどころ千と千尋のようでした。
少女ミジャのアクションも爽快です。
クライマックスはまたしてもポンジュノらしく苦味も残す後味ですが、これこそNetflixだからこそできる描写なのでしょうか。
結構誰にでもオススメしやすいポンジュノ作品で、新たな名刺になるような快作でした！
これが劇場でしないのはもったいない気もします。
