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花芯のnekosukiのレビュー・感想・評価

花芯(2016年製作の映画)
3.0
朝のニュースで瀬戸内寂聴氏の逝去の報に接し、追悼の意味で鑑賞した。

私は読書家で小説をよく読むが女流作家の作品はラブシーンの絡みの描き方が粘っこくて読んでいて恥ずかしくなってしまう。

瀬戸内寂聴の旧ペンネームは“瀬戸内晴美"、彼女のバックボーンが好きじゃなくて作品も読んでいない。
それでも、映画なら2時間足らずでサクサク観れると予想した。

小説発表当時は批判と好奇の目に晒され評価も片寄ったものであったらしい。なので、今回が初の映画化。

ヒロインは見覚えはあるものの名前は知らない。“林遣都"や“安藤政信"の出演が意外だった。舞台が昭和でヒロインが和服なのは風情があって良い❗️

お見合いで結婚して不倫するのは原作者の私生活そのまま。
私は“瀬戸内晴美"を不倫体質だと思っている。何と3度も不倫している❗

世の中には不倫をカッコいいと誤解している人がいる。ある時はパート先の上司と又ある時は同窓会で出会った元クラスメートと成り行きで不倫する。

お互いが遊んでいるつもりでいるが、裏を返せば遊ばれているのを分かっていない。
そんなワケで不倫は実にカッコ悪い❗

映画の時代設定は好きだったけど場面展開が上手くいってなくてギクシャクしていて3以上の評価をつける気にはなれなかった。
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