凪

動物農場の凪のネタバレレビュー・内容・結末

動物農場(1954年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

2年前に原著を読みました。

アニメの手法を解説する音声が面白く、勉強になる。

農場の動物たちは彼らにブラック労働を強いるオーナー(人間)を倒し、農場を経営する権利を手に入れた。革命は成功したようだ。しかし、支配者がいなくなったことで、またすぐ別の支配者が生まれた。働き者で従順なロバや馬は酷使され、痩せこけていく。その反対に知能が高いブタは他の動物をこき使うようになり、自分たちは働かずにどんどん太っていく。はじめに決めたルールも、彼らに都合のいいように次々と改変されていく。しまいにはかつて嫌っていたジョーンズのように酒に溺れ、服を着て牧場を独占する計画を立て始める。

独裁政治から抜け出し民主主義を実現することの難しさを感じる。また、民主主義を手にしたとしても、民衆の声を聞き行動するリーダーを見定めるのがいかに大変なのかを考えさせられる。
凪