動物農場の作品情報・感想・評価

「動物農場」に投稿された感想・評価

nknskoki

nknskokiの感想・評価

4.5
全体主義の仕組みや成れの果てを動物農場に例えて、小学生にもわかるように1時間強で説明したまさに教科書
原作はジョージ・オーウェルの小説

アニマックスとかで流れてそうな絵のタッチだけど中身はとても色濃い
資本家と労働者の埋まらないギャップ

「だが忘れてはいかん。ジョーンズを追い出した後、彼の悪徳を受け継ぐな」

長老の遺言虚しく最後は結果的に支配者が入れ替わっただけで、人間が支配していた時以上に抑圧的で過酷な世界となる
歴史は繰り返す

「動物は他の動物を殺してはならない」→「動物は他の動物を"理由なく"殺してはならない」 と豚が憲法を付け焼き刃的に書き換えするシーンがとても印象的

「スノーボールは"電力"のことを考えていた、ナポレオンは"権力"を」

「肉体労働者は少量で、頭脳労働の豚たちはたっぷり食べた」

「境遇に満足している者は革命の話など関心がない、幸せに暮らしている者は変化を考えただけで怯える、だが酷使されている者は興味をもって話を聞いた」

全然関係ないけど、人間は変化を怖がるから大企業に勤めてる人ほど独立しないよな
2012 12 8 うすらぼんやりとした記憶を元にすると原作に殆ど準拠した内容に感じる。付録の映像についていたようにラストは原作の方がより救いがなく、というかラストにカタルシスを持ってきたことで作品のメッセージは全く変わってしまい、人によっては台無しだと思うだろうし、映像としてはこれでいいと思う人もいるだろう。
Newshinero

Newshineroの感想・評価

4.0
これは〜〜〜やばい
原作が内容がなんとも言えない後味の悪さな感じで終わってるので映画アニメとしては終わり方良いと思うた
「全ての動物は平等だが それより偉い動物もいる 」
ガチで鳥肌が立ったのはブタ達が農場主の人間に変わっていったシーン
ブタ達が最終的に二足歩行になってたのも気持ち悪い
寝ながら見たら金縛りにあいました
capitaf

capitafの感想・評価

5.0
Animal Farm retells the story of the Russian Revolution in the literary form of a beast fable, reflecting the post-World War II disillusionment of many communists. The story introduced the phrase "すべての動物は平等である。だが一部はもっと平等だ" which has been borrowed innumerable times to pillory many political movements that claimed to be fighting for equality. Orwell's story is widely considered both a classic work, and a devastating critique of Stalinism.
BAC

BACの感想・評価

3.6
・予想外にシビアな作品だった。
反共産主義のプロパガンダとしても、
独裁に至るシステムは現代にも通じている物だし、働き者の馬の顛末など、寓話ゆえの純粋さで迫り(またアニメという手法もあって)、心をえぐられる気持ちに。

・こんなだから、ラストの改変は「それをしてくれて助かった」という気分が大きい。
心の準備が出来てないと、この生な寓意を受け止めるのはキツイよ。

・動物たちの血走った怒りの目が怖い。
作画担当者の心の中に衝動が無ければ描けないだろう、あれは。
ジョージオーウェル原作

本を読んでいますが、なかなか文章が頭に入ってこず、アニメなら観れるかな?と思い観ました。

権力者
労働者
繰り返す
集団

ジブリ美術館のサイトに、紹介文載ってます。
原作をかなり脚色していて、そこが面白かった。 その後の話や、追い出された農場主にもスポットを当てているのは見ごたえがあった。

火の表現とか、協力して農場を作り上げるシーンの演出がすごくいい。
幼稚園の年長さんの時に初めて観ました
ジブリの棚に置いてあるのがいけない

人生で一番印象的な映画
醜いものを観たければ一度は手にとってみて欲しい
「1984年」で有名なジョージ・オーウェルのデビュー作をアニメ化した映画。
静止画だけ見た時は動物達がワイワイしているディズニーチックなほのぼの映画を想像していた。しかし、実際は農場主不在の動物達がだけの閉鎖されたコミュニティで、動物種別間での上下関係や不当な法律が構築され始め、やがて恐怖政治下のディストピアが形成される恐ろしい作品だった。
20世紀前半の全体主義やスターリン主義への風刺としての作品らしく、歴史的背景を熟知していればより楽しめるかもしれない。
No.273[普通に楽しめるスターリニズムの痛烈な寓話(でも原作の方が好き)] 70点

ジョージ・オーウェルの歴史的傑作である寓話「動物農場」の映画化作品であり、他の映画化作品同様ある程度の改変が行われているが、短くまとめることを考えると特に気にならなかった。しかし、書かれたのがスターリン全盛期の1944年なのに対して、映画化に際して製作中にスターリンが亡くなったため、ラストが大きく異なる。原作のラストは近隣農場の経営者(人間)を家に招いたナポレオン=スターリンやスクィーラー=モロトフが彼らとカードに興じ、それを窓の外から見ていた動物たちは人間とブタの区別が付かなくなってしまった、という鬱エンドなのだが、本作品のラストは労働者たる動物たちが他の農場からも集まり、人間のように振る舞うブタたちを殺すという爽快エンドになってしまった。オーウェルの言いたかったことはスターリニズムの痛烈な批判に加えて、それを煽情的に用いる西側諸国の人間たちをも皮肉る”全方位叩き”なのだが、どうも意味合いが弱まってしまったように思える。メージャー爺さん=レーニンやスノーボール=トロツキーを若干殉教者的に描いているのもいけ好かないが、説明臭くないのは評価できる。

つまり、原作のほうが好きだと言いたいのだが、いわゆる”原作厨”ではないことを明記しておく。敬愛するオーウェルの敬愛する「動物農場」だけは譲れない。

ちなみに、原作で一番好きなキャラはロバのベンジャミンだ。彼はインテリであり、ブタ共の悪行について誰よりも早く気が付いていたが、それについて意見することはなかった。原作ではバートルビー並に動くことはしなかったが、映画ではラストで率先して動物たちを率いている。

原作も傑作なので是非とも読んで欲しい。短い中に凝縮されたオーウェルの鋭い眼差しがあなたを貫くだろう。
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