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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツのsaramaroのレビュー・感想・評価

3.3
「創業者」とはこの商品を作った人、この会社を作り上げた人どちらを指すのか考えさせられる作品でした。
今や日本で知らない人はいないだろうと思う程の知名度のあるマクドナルド。その始まりがこのようなストーリーだったとは驚きです。このシステム・商品を編み出した兄弟は自分達の味を守るため、妥協はせず又目の届かない場所への出店は望んでいなかった。
しがないセールスマンだった男は1本の電話から人生を変える、兄弟の想いとは別のレールをひき始める。お互いの溝を埋められぬまま男はドリームをつかむ為汚い手をつかってでも強引にすすめた。結果今のマクドナルドがある。
日本では中国での原料の事件等で敬遠され一時期株価も暴落。現在の女性社長はこの作品で描かれる創業者の精神を忠実にまもっていると言えるだろう。いい例がクーポンの値引き率の低下。もうけ主義の何が悪いって感じ。
兄弟が作り出したあのハンバーガーが食べてみたいと思った。
(マクドナルドサイドはこの作品を認めていない、それは出来ないでしょうと思う。創業者=兄弟から言葉巧みに奪い取ったのだから)
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