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ひとよのsaramaroのレビュー・感想・評価

ひとよ(2019年製作の映画)
5.0
じわじわと心に沁みてくる作品。
家族とは?母は「子供達を助ける為」には仕方なかった、子供達は「自分達が我慢さえすればその先に待ち受ける冷たさは無かった」と言う。15年経ったら帰ってくると言い残した母、ある日母が帰ってきた。子供達も大人になりそれぞれの生活を送っていた。
大人になってからの俳優陣の凄さを見せつけられた。鈴木亮平さんのいつものガタイの良いお姿はなりを潜め、佐藤健さんは爽やか路線とは一線を引き、近日公開の「蜜蜂と遠雷」を試写でみた記憶の新しい中で、今回の松岡茉優さんをみて同じ人?と最初思ってしまった程でした。
真逆ですものね、プリン茶髪にタバコ、お酒、言葉遣いもお上品とは言えない。だけど私はこちらの役の松岡茉優さんに魅力を感じてしまった。
又久々に見た佐々木蔵之介さんのおヤクザな一面、ドキッとさせられちゃいました、セリフ一つで。どちらかというと「良い人」の役が多かったですものね。
白石組と言えば音尾琢真さん、今回も悪人で殺されちゃうのかなーと思ってたら「めちゃくちゃ良い人!」笑顔全開!いやー拍子抜けするほど裏切られました(笑)
良い人ですよ!彫り物ないんですよー!朝ドラじゃないのにですよ~チームナックスファンとしては嬉しい限り、監督ありがとー!な気分です。
結末知った上でもう一度じっくり観たい作品です。
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