近所のGEOにないから遠くのTSUTAYAまで借りに行ったよシリーズその7
TSUTAYA先行レンタルだそうで…。
今や意志の強い女性を演じさせたら右に出る者はいない。
鉄の女ジェシカ・チャステイン…!!
そんなジェシカ様がホワイトライオンベイビーをもふもふ愛でているジャケット!!か、可愛い!
ポーランド、ワルシャワ。動物園を営むヤンとアントニーナ(ジェシカ・チャステイン)夫妻。しかし、第二次世界大戦が勃発し、ドイツ軍の爆撃により動物園は壊滅状態になる。ユダヤ人はゲットーと呼ばれる居住区に強制連行されてしまうが、夫妻はユダヤ人を密かに匿い、彼らを亡命させる為に奮闘する。
動物園を自転車で颯爽と駆け抜けるアントニーナ。
動物達に優しく声を掛け、洋服が汚れる事も厭わず触れ合う姿が印象的。冒頭からアントニーナの無償の愛に圧倒される。
しかし ーー
耳をつんざくドイツ軍の戦闘機。
動物達を襲う空爆。
突如壊された日常。
動物達が殺されていく描写が、あまりに辛過ぎる。
その後、夫妻はいかにしてユダヤ人達を匿う様になったのか。300人もの命をドイツ軍から隠し通せた手法とは!?
ここの展開が実に面白い!
夫妻の家には元々友人でもあったヒトラー直下の動物学者ヘック(ダニエル・ブリュール)が度々出入りし、隠れているユダヤ人達がバレやしないかと観ている僕らも肝を冷やす。
昼間は息を潜め、音を立てずに。
夜の間はアントニーナのピアノの音色を合図に、息を吹き返すかの様に彼らはようやく人として生きる事が出来る。
街角で射殺されるユダヤ人。
貨物列車に乗せられていく子ども達。
哀しいホロコーストの現実に胸が締め付けられるが、特にドイツ兵から強姦され、心を閉ざしてしまった少女が印象に残った。
哀しい物語ではあるが、結末には嬉しい涙がホロリ。
さぁ、この勢いで「ヒトラーを欺いた黄色い星」も観に行こうっと!