猫

菊とギロチンの猫のレビュー・感想・評価

菊とギロチン(2016年製作の映画)
3.8
前半、ギロチン社のところで少しうとうとしましたが、その後は一気。
三時間強でしたが面白かったです。
女優さん達が、とても魅力的でした。
それぞれ自分の「陰」を抱えているから?強くなりたいと。
「力」に対抗するには「力」が必要なんだな…と思うほど
男達の暴力が凄かったです。

私たちの年代は、義務教育で近代史を全く教えてもらっておらず、
それ故、大正時代の知識もなく、女相撲の興行も初めて知りました。
この映画にはいろんな人権問題が積み込まれていました。
差別があからさま。
「◯◯のものじゃない!私はわたし」とあの時代に本当に言えたのなら
素晴らしい。
男性陣には申し訳ないけれど
本当に女優さんたちが
素晴らしかったです。

 2018.8.11 名古屋シネマテークにて鑑賞
猫