見応えあったし、作品のクオリティーもそこそこ高いのに何故か腑に落ちない感じ。
惜しい感じがしてモゾモゾする、、
"28歳の女性が売れっ子女優になるまで" を描いた作品だと思いきやー
"28歳の女性が売れっ子女優になれず半ば諦めモードで将来を見据えて現実的な道を歩むべきか迷っている様を描いた作品"
夢物語ではなくとてもリアルでこうやって、夢は絶たれていくのだなーと考えさせられる。
姉の死によって "泣き屋" というものに出会う。
お葬式で繋がりもない遺族の為に悲しむ仕事。
裏バイトみたいなので聞いた事あったけど、今もあるんかなー。
主人公も言ってたし、僕も思うけど 死ぬ時まで見栄を張らなくてはいけないの? って思ってしまう。
だけど、これは日本人らしいと思ってしまった。
繊細すぎて、不器用で、他人をいちいち気にして、世間体を気にして、、
それが良いとか悪いとかでは図れないけど、しんどい特性もっちゃってるよなーと。
さて、いつしか泣き屋の視点に重きを置きすぎてちょっと軸がブレ出しました。
でも描き方的には28歳女性をとても繊細に追っています。
正直この役を演じ切るのはかなり難しいと思う。
演技が下手とかではなく、存在感があって寧ろ良かった。なのに腑に落ちない。
久保陽香さんの他の作品観てみたい。