20代の若者二人がアフガン戦争で大儲けをたくらむ話。実話がベースになった映画です。
「ドント・ルック・アップ」で無能な女性大統領のバカ息子を演じていたジョナ・ヒルと、山火事の悲劇を描いた「オンリー・ザ・ブレイブ」、最近では「トップガン・マーヴェリック」でグースの息子役を演じていたマイルズ・テラーが出演してます。
儲けの手段は、米軍への武器入札を利用したもの。闇で入手した武器を米軍への入札で高く売る。最初は小口の入札で小銭を稼いでいましたが、ある日見つけた大口の入札案件を落札してしまう。
いい話には裏がある、ということで、この巨額入札を完遂するために非合法な手段に手を染めていく・・という話。
さすがアメリカ。いろんな実話がありますね。
そもそもこのような公開入札は元副大統領ディック・チェイニーの武器会社ハリバートンの巨額な非公開取引が問題になって始まった制度とのことで、映画「バイス」も思い出してしまいます。
映画としても、とても面白い作品でした。
ジョナ・ヒルとマイルズ・テラーのテンポ良い会話、演技も魅力的で、惹き込まれます。
にしても、マイルズ・テラーは魅力的な俳優ですね。出演作を見ても、ちょっととぼけた”追い込まれ役”が多いですが、表情も相まって、この手の役だと最強かも。
いい映画でした。