正直に言うと、観なきゃよかったというのが本音。
生々しいレイプシーンがあるので注意。特に女性にはおすすめしない…本当に無理…。ぼかして描かないことによって、事実に基づく映画であることの凄惨さを表してるんだろうけど、あまりにきつい。
映画のつくり(雪の痕跡を追って進むストーリー展開や雪深い自然の厳しさの描き方、どこか不穏な自然とマッチしたBGMなど)や主人公の渋いかっこよさは良かったのでその辺りでスコアをつけたのだけど、胸糞悪さが強過ぎて…。
どの程度事実に基づくのか調べてみたところ、ネイティブアメリカンの女性達の被害をもとにということだったので、この話自体は事実というわけじゃないだろう。
映画の中にはヒーローがいて事件の真相を突き止めてくれたかもしれないが、現実は闇に葬られ涙を呑んだ被害者やその家族達がどれだけいるのだろう。
主人公の娘の事件はまた別で犯人がいて、つまりこの社会ではこんな非道なことが放置されて常習的に行われてるんだということだと解釈した。本当に酷すぎる。
ネイティブアメリカンのことについて無知なのが恥ずかしいが、それを調べたきっかけになったと思えば観てよかったのかもしれない。保留地ってなんだよ、差別をやめろ。
あまりのしんどさに眠れなくなってしまった…
