Kaz66

ウインド・リバーのKaz66のレビュー・感想・評価

ウインド・リバー(2017年製作の映画)
4.0
「ボーダーライン」の脚本家:T・シェリダンの監督デビュー作。
ワイオミング州の過酷な自然の中で、民族(ネイティブ・アメリカン)の迫害を村社会の闇と共に、「ボーダーライン」ばりのザラザラした暴力で描いた社会派問題作。(事実に基づく映画だそうです。)
この作品を「アベンジャーズ」出演コンビのJ・レナー/E・オルセンで撮る。そして、あのハーヴェイ・ワインスタインが製作総指揮を務めていた(後にクレジットから削除)事実が、よりこの作品のテイスト『弱き者の生きる術と無慈悲な現実』、何とも言えないやるせなさみたいなモノを再確認させます。
ニック・ケイブの音楽がまた映像とマッチしてて、心の中をザワザワと響きました…。
考えさせられるというか、『容赦ない自然と現実』を目の前に差し出されたような、ヒリヒリする映画でした。
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