おそらくこの作品で伝えたい事が
寸分違わず、ただただ真っ直ぐに突きつけられ、観る側に伝わる映画だと感じました
アメリカにおけるネイティブの社会問題
厳しい自然
そこで生きるということ
見捨てられた世界
閉塞感
その苦しさ
それでも生きる強さ
家族への想い
自然と問題と暴力と
静かにだけれども感情が
何のオブラートもなく剥き出しに
描かれていました
ジェレミーとナタリーの父親の
言葉でなく、なんかこう心でやりとりしてる
ずっしりとした重厚なシーンが
最初も最後もすごく胸にこたえた
毎度のアメリカの
暴力のすぐ手元に、実にたやすく銃に繋がるのは本当に嫌で嫌でならない
そこは本当にすごく嫌な気持ちになった
それでも、この作品のラストが
厳しい雪山を10キロも走った彼女の強さに視点を結んだのは
この作品、監督の素晴らしいところだと感じました