トリュフォーの『あこがれ』を観た後に観たし、感想も書いた気がしたんだけどな…。
とにかく、タル・ベーラはやっぱむつかしい。
ちょっち僕には合わないかも。
ただ、以前観た『サタンタンゴ』に比べれば時間も短く、ストーリーも明確でわかりやすい気がした。
やっぱり映像は良かった。ピカイチ。
もう2ヶ月くらいに鑑賞した作品だし、物覚えの悪い自分は最初さっぱり忘れていたが、こうして感想を書いてみようとすると、雨雲が消えてゆく如く思い出してきた。(作中は雨が降ってるんですけども。なんちゃって。)
ともあれ、最初のショット何かは強く印象に残っている。
長回しへの拘りは溝口健二以上のものがある。
影響の程はどうなのだろうね。
ともあれ、他にも車やバー、犬など、あらゆる被写体、風景がこうして思い返されるほどに印象的だ。
物語ははじめ少し分かりづらかった。
『サタンタンゴ』の時も感じたが、長回しな分、ハリウッド映画なんかと比べてストーリーの進むテンポも随分違ってきて、油断してるとおいてかれちゃう気がする。無粋な説明台詞もないし。
そういう点は、溝口健二やアンゲロプロスなんかとも共通するかも知れないが、この人は特にストーリーが分かりづらいきがする。
『ニーチェの馬』を見たい。