ダメだ。自己陶酔感ばかりがゴリゴリムリ押しされ、長回しの意味のなさに、さっさと次行かんか!と、ツッコミを入れながら何とか堪えたものの、頭でっかちなナルシスト映画、に尽きる。いかにもインテリ受けしそう…
>>続きを読む非常にナルシスティックな撮り方笑。
艶かしいようなじっとりと風景や人物を映していく。これ美しいだろっ!的な。
それでも美しいような感じになっているので、同監督のことは嫌いじゃない。
監督はストーリ…
【霧は肺から身体の隅々に入り、魂に取りつく】
カメラがゆっくりと横に動き、人物をスクリーンに現れさせそして消していく。
そこに映っている人物はほとんどが静止している姿である。
これを何度と…
同じリズムか周期の秩序で押し並べられてる以上 場所そのものがずっと生きてない状態であって、なら人が死んでるかって言ったらそうでもなく、狂いもせずに中途半端な所で馬鹿みたいにごちゃごちゃやってる。別に…
>>続きを読む主人公の臆病さと罪を咎めるように雨が降りしきる。光と陰の美、卓越したカメラワーク。映像でこれほど雄弁な表現が可能とは!———深緑野分(小説家)
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モノクロームの…
多くを語らずとも、心に響くものはあって。白黒で荒廃したその世界でも、そこには情緒あふれる感情があり、ずしずしと身体に入ってくる。
バチバチに決まっているロングショットを浴びながら、鑑賞後は世界がち…
冒頭のゴンドラを見つめるシーンからして、バーのコップをひたすらパンするショットからして、たとえストーリーがどうしようもない男の話だとしても、視覚的な意味合いでの現実味を帯びた映像美、そして単調である…
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