<2回目>
主人公は愛と尊厳を失った精神に自身の人生が閉じ込められており、また、主人公と同じような人間が集まった街にも同様に閉じ込めれており、二重の監獄の中にいる。
そのせいか、常に降っているが雨…
タルベーラ作品初視聴。
カット割りが少なく、緩やかな画面のズームやスライドによって場面切り替えがおこなわれるため、我々は透明な第三者として作中の出来事に向き合う形になる。それが辺鄙な炭鉱町で燻る主…
愛人・友人だと思っていた人に裏切られた孤独な男の話、という一応のストーリーはあるものの、主人公のよくわからない語りや雨、ダンスなどの長いワンカットワンカットが印象的。サタンタンゴにも長尺の社交ダンス…
>>続きを読むおしまい
荒廃した鉱山の町。夫がいる女性シンガーと浮気をしていたカーレルは彼女の部屋を追い返される。いつもの酒場に一人行き着いた彼は店主に小包を運ぶ仕事を依頼される。しかし町を離れたくない彼は浮気…
地平線から行っては帰ってくる炭鉱のゴンドラが、何かを受け渡し、それが返ってくるという人間の贈与行為、もしくは原初的な交換様式のメタファーとして映画全体を貫いている。老婆が霧の立ち込める消失点から現れ…
>>続きを読む(2022年2月鑑賞)
とてつもなく美しいモノクロームの世界。
右から左あるいはその逆、ゆっくりとパンしていくカメラの先に見えたと思ったものが消え、見えなかったものが現れる。騙しあい裏切りあい愛し合…