そういえば見てなかったな〜と思って見たけど、たった5年前くらいの作品なのに随分昔に感じる。最近のアメコミ映画はマルチバースと苦闘しつつ、ポリコレや環境問題などを巧みに劇中に潜ませなければならないという、ある種の義務感の元で作られている気がしてならない。その一方、5年前に作られた『デッドプール2』はそんなことなんかお構いなく、"ただ"敵と戦う。アメコミ映画ってこんなので良いよねって自分は感じる。
前作同様、デッドプールは第3の壁を越えてこちらに語りかけてくる。この際の引用や言及のセンスはさらに磨きがかかっている気がする。なんせラストはこれに委ねられているのだから。若干ドラマパートの中弛みはありつつも、軽快に纏められた優秀なヒーロー映画だと思う。
ケーブルめっちゃ良かったから続投希望！
