Yutaka

スネーク・アイズのYutakaのレビュー・感想・評価

スネーク・アイズ(1998年製作の映画)
4.1
フィルマークスで評価が2.8-3.2辺りの作品は面白い傾向にあると思っていて、本作もその1つ。『ミッションインポッシブル』で成功したデ・パルマがその後現在まで続く長い長い低迷期のキッカケとなった作品だけど、個人的にはかなり楽しめた。
やはりデ・パルマのクセのある作風がニコラス・ケイジとかなりマッチしていたのもある。ニコラス・ケイジのクセ演技に負けじと劣らないデ・パルマのクセ演出。冒頭の長回しを軸にしながら、羅生門形式をスプリットスクリーンを用いて巧みに展開していく上手さは見事としか言いようがない。
ハチャメチャなラストもコテコテの90sハリウッド感がマシマシで好き。ニコラス・ケイジの汚職警官キャラがただの前フリかと思いきや、後々ラストに効いてくるけど、そのしょうもなさもまた一興。
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