あちら側にいるヴァネッサとの面会シーンが3回あったと思うけどどれも素敵だった。あれがデップーの脳みその中で起こってたんならほんとに嬉しいな。虐待されて育ったデップーの中にもヴァネッサの愛が根付いてた証。
ヴァネッサとの会話によって、「私たちの子供」→「子供ラッセル」を救うんだとデップーが決意する流れ。そのプロット無理あるべって感じだけど、デップー本人が自覚的かはともかく「虐待児の救出」が「デップーやヴァネッサが子供時代に受けた虐待」と関係ない訳がなく。表面的な軽薄さを装って読み込みできるようちゃんとしてるのもシリーズの魅力かな。
もう一歩穿って見ると、彼の一見おもしろおかしい言動は、精神的な問題を抱えているのが一因に見える。メタファー的に皮膚病患者の意識を扱ってる(特に1)のも注目したいけど精神障害のヒーローでもある...と思う。愛着障害、ADHD、躁鬱、希死念慮。一見そういう映画に見えないけど、彼の生き方を見て感じるものがある人はいるはず。とかデップーに言ったら"You're so dark. Are you from DC universe?"って茶化されるんかな。
「Hi ユキオ」「Hi ウェイド」の感じ好き。
