こっこ

デッドプール2のこっこのネタバレレビュー・内容・結末

デッドプール2(2018年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

 映画好きかつMARVEL好きの友人から聞いていたとおり、『デッドプール2』はいろんな映画のネタをこれでもかというほどに詰め込んだ作品で、シネマイレージカードをなんとなく作ったばかりのわたしにはハイコンテクスト過ぎた。観たのは109シネマズだったけど。元ネタとしては2割くらいしか理解できなかったように思う。ただ、ウェイドが肩に担いだライフルをそのままぶっ放すシーンは最高にシビれた。
 正直なところアクション映画は苦手なのかもしれない。何が起こっているのか目で追いきれないから。でも、友人に勧められてMARVEL作品を「履修」していくうちに、キャラクターごとの戦いのクセがわかると結構面白いもんなんだな、と思えるようになってきた。キャプテンアメリカの放った盾をアベンジャーズのメンバーが自分の得手とする体捌きで攻撃手段に転換していくところとか。
 それはそれとして、ここまでメタな要素をぶっこんでくる映画も初めてだった(ドラマだったら勇者ヨシヒコとか大好きだけど)。それを100%理解しきれなかった自分がとても歯痒いけれど、作り手側も観客に100%理解してもらおうとは思ってないんだろうな。そもそも映画も小説も、作り手側が擱筆した時点であとの解釈は読み手にお任せって感じで、各々の受け取り方にとやかく言うのはなんか違うと思っている。「この人物の心情を読み取れ(※ただし模範解答どおりに)」っていう国語の問題みたいに。そういう、作り手の性癖みたいなもので観客をタコ殴りにしてくる作品は大好きだ。マッドマックスFRとかバーフバリとか。
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