“デッドプール=ライアン・レイノルズその人。”
もう悪ふざけが過ぎます(笑)
前作の5倍以上にはコメディ色が強くなっており、映画の小ネタも詰め込まれまくっていてちょっと作品全体のバランスを崩しかけてるレベル(※前作はその辺も非常にバランスが取れていて計算され尽くしていた)。
ただこの“破綻しかけてる感じ”こそが実は本来のデップーらしさとも言える。
前作がヒーロー映画の概念を覆したあまりにもエポックメイキングな作品だったゆえにその続編となる本作は“目新しさ”や“衝撃”という意味では薄いが、ギャグのキレやゴア描写の容赦無さど観ていてとにかく痛快爽快極まりないのは確か。
チ○コだ、ゲロだずっと言っててくっだらね~と何度も思いながらも、最終的にはしっかりと深い着地をして泣かせる辺りは流石としか言いようがない。まぁセリーヌ・ディオンの曲に乗せた007風オープニングですでに自分は泣いてたましたけど(笑)
あとやっぱり80sソングの曲使いは最高。やっぱりa-haのTake On Meが流れる映画はだいたい良い映画(「シングストリート 未来へのうた」とか)。
忽那汐里ちゃんの出番が思いの外かなり少なかったのはちと残念だったけど、“デッドプール=ライアン・レイノルズ”であることを完全証明し、過去との決別をしたエンドロールで私は大満足でございました。感想終わり。