サムカワ

フィッシュマンの涙のサムカワのレビュー・感想・評価

フィッシュマンの涙(2015年製作の映画)
3.4
「あの店はまずくてダメだ」


これといって……うん。


なんかもうちょいグッとくる映画かと思ってましたが、あまり感情移入とかしないまま終わってしまいました。


フィッシュマンであるパクくんのパーソナリティがあまり感じとれなくて、
パクくん自身はどうしたいのか、
父親のことをどう思ってるのか、
ヒロインの子のことをどう思ってるのか、
等々がわからないので、
何故あそこで車を降りなかったのか…とか、納得しづらいところが多々ありました。

常に無言の被害者でした。


夢を語るシーンはグッときましたが、それに至るまでにパクくんに感情移入してたら、もっと感動したし、その後のある行動も衝撃さを増す気がします。

お父さんもぶっちゃけよくわからなかったですし。


主人公の記者ワナビーの彼のことしかほぼ内面は描かれなかったような気がします。

ヒロインの子の着地は、前半の父親の腹立つ発言と繋がっていて、軽く不快感を覚えました。

あまりハラハラドキドキもなく
全体的にちょっぴり退屈でした。


ドキュメンタリー作ってるなら、どうせなら全編フェイクドキュメンタリー風にすれば、また色んな味わいが出てきたかもしれません。
サムカワ

サムカワ