このレビューはネタバレを含みます
脳出血になり言語障害が残る。過去に戻れたらと思う気持ちもわかる。言語障害だけなく、空間と時間の感覚がないのも心がしんどくなる状況。記録を残そうとしたロッチェのメンタル強すぎる。
脳出血の経験はないが私自身脳の病気を患い何度か手術等を重ねありがたいことに言語障害等にはならず元気に過ごしている。だが、遂行機能障害や記憶障害等は軽度であるがあり周囲を困らせている。この程度で済んだのはラッキーだったのかもしれないと痛感させられた。
ロッチェの脳の中を表現する演出が血などを想像してしまい気持ち悪くなる。よりロッチェのしんどさや絶望感が伝わってきた。
病気を受け入れ前向きに生きていく覚悟を決めたロッチェがかっこよかった。