ナガノヤスユ記

最後の追跡のナガノヤスユ記のレビュー・感想・評価

最後の追跡(2016年製作の映画)
4.5
クソ大好物。
まさに略奪の人類史。奪われた者たちの鎮魂歌。ロケーションは違えど、これこそ真のテキサス映画だと叫びたくなる。ドクターペッパーはテキサス生まれ。
アカデミーノミニーなんてまったく知らずに見たけど、くぅーーデビッド・マッケンジーぶちかましてくれたぜと思いきや、皆さんテイラー・シェリダンの映画と見てるのね。まあいいんだけど。

トランプ政権下のアカデミーどうせなら『ムーンライト』じゃなくてこいつに作品賞くれてやってほしかった。さながら学級委員と化したインテリ左派やPCのつまらなさ、本当にそういうとこだぞ。
しゃらくさい躊躇いなど荒野に捨ておけ、銀行にある金なんざ奪えるだけ奪えばいいのだ、そして中指を立て、こう言い放てばいい、くたばれ資本主義、俺のものを取り返しにきたぞ、と。

本当にそろそろ気づこう。
憎むべきは先住民でもなければアメリカ人でも韓国人でもなく、犯罪者でさえないってことに。