このレビューはネタバレを含みます
前作を踏襲しつつ、懐かしくもあり、かつ、新しくもある世界観と圧倒的なまでに作り込まれた映像には、劇場で観て良かったなぁと思わせてくれるパワーがありました。
長いけど、飽きずに観られる。
……でも長い(笑)
時代を経てもレプリカントを描く根っこのスタンスに変わりはなく、かといって前作をなぞるわけでもなく…というのも続編としては良かったと思います。
キャストの方は、ゴズゴズは勿論ですが、女性陣がきっちりいいお仕事してましたなぁ。
で。
そろそろツッコミたい。
ではツッコミます。
てかね。
そもそもさ、人間がプログラムして生み出すものだから従順な働き手な訳じゃない?
生殖で増えても意味なくない?
しかも、受精して、10ヶ月かけて母レプリカントに産ませるにしても、受精卵取り出して培養するにしても、品質管理をしながらの生産体制強化を超える成果を出せるとは思えないのですが……。
そのプランを聞いた時の私の気持ちは、あの時と一緒でした。
スターウォーズ。
子供さらってストームトルーパーに育て上げるという、アレ。
どちらに対しても言いたいことはこれだけです。
「手間のかかる事を……」
そして、デッカードさん。
しょぼくれちゃったデッカードさん。
いやいいんですが。
ハリソンさんの代名詞(個人の意見です・笑)のお腹突き出しダッシュも見られたし。
ゴズゴズが戦うずーっと後ろの方で、波に煽られながらただただポツンと座って待つハリソンおじいちゃんがツボでツボで…。
その後、ゴズゴズが戦うすぐ後ろでひたすら溺れかけてるハリソンおじいちゃんに釘付けになり、最後、片手で後ろ襟掴んで引き上げられるところまで。
いやー、良かった(笑)
うん、いや、バカにしているわけではなく、ツッコミどころはありますがとても良く出来た続編だったと思います。