『彼女の瞳は、グリーンだ。』
何をもって、人というのか?
それは、決して科学的に分類された、それではないでしょう。
ましてや、限られた寿命があることや、子孫を残す生殖性があることでもないでしょう?
人にとって、大切なことって何だろう。
心があること?自我があること?そんな、簡単な言葉では言い表せる訳もなく、それはきっと、目には見えないのだと思う。
ただ、愛する人を大切に思う気持ちや、自分だけは特別だと信じたかったり、生まれてきたことに意味があって欲しいと願う気持ちは、人間、人造人間、ホログラフィーAI、そんなことで優劣がつけられるべきではないことが…あ、涙出てきた(>_<)
デッカード出てきたーとか、ライアン・ゴズリング、カッコ良い!Joi可愛い〜♬なんて、お祭り感のレビューで済めば良かったのですが、ヴィルヌーヴ監督は、そんなことでは許してくれません。胸に深く突き刺さるよ…。
観終わって、時間が経てば経つほど、作品の中のあらゆるディテールに意味を求めてしまい、どんどん深く深く色々な考えが巡りますが、俺などには、到底答えが出せそうもありません…。
ただ、俺にもこれだけは言える。超・傑作です!!