スズタカ

ブレードランナー 2049のスズタカのレビュー・感想・評価

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)
4.8
『彼女の瞳は、グリーンだ。』

何をもって、人というのか?

それは、決して科学的に分類された、それではないでしょう。

ましてや、限られた寿命があることや、子孫を残す生殖性があることでもないでしょう?

人にとって、大切なことって何だろう。

心があること?自我があること?そんな、簡単な言葉では言い表せる訳もなく、それはきっと、目には見えないのだと思う。

ただ、愛する人を大切に思う気持ちや、自分だけは特別だと信じたかったり、生まれてきたことに意味があって欲しいと願う気持ちは、人間、人造人間、ホログラフィーAI、そんなことで優劣がつけられるべきではないことが…あ、涙出てきた(>_<)

デッカード出てきたーとか、ライアン・ゴズリング、カッコ良い!Joi可愛い〜♬なんて、お祭り感のレビューで済めば良かったのですが、ヴィルヌーヴ監督は、そんなことでは許してくれません。胸に深く突き刺さるよ…。

観終わって、時間が経てば経つほど、作品の中のあらゆるディテールに意味を求めてしまい、どんどん深く深く色々な考えが巡りますが、俺などには、到底答えが出せそうもありません…。

ただ、俺にもこれだけは言える。超・傑作です!!
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