せんぷうき

ブレードランナー 2049のせんぷうきのレビュー・感想・評価

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)
3.8
前作「ブレードランナー」(1982年)の舞台は2019年だったようだ。正に今。現実の世界はあそこまで退廃的でないし、技術レベルも届いていない。今作の舞台は2049年、前作より30年....さすがに30年後には飛ぶ車の1台や2台はできてそうだが、あんな風にはきっとなってないだろうな。運が良ければだいぶ後にこの目で確認できる。

さて、「ブレードランナー」は、リアルタイムで観た時は正直良く内容がわからなかった。数年後にビデオで何度か観直してようやく理解したというか、世界観含めて好きになった経緯がある。その続編が30年以上後に公開、しかも監督が代わって面白いのか、という感じがしていた。なので、公開時も観に行きそびれ、BS放映を録画した後もなかなか観ずにいた。

重い腰を上げて観てみたが、思ったよりは良かったかなと。前作のダークトーンとは異なり割と明るめな雰囲気で異質な感じではあったが、話に抑揚がなく淡々と話が進むところは同じ。ライアン・ゴズリング演じる新ブレードランナーもいい味でていた。むしろハリソン・フォードは出ない方が良かったかも、あまりデッカードが登場する必然性が感じられなかった。何度か観て、より好きになるか、暫く間をあけてまた観てみようとは思う。
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