華やかで煌びやかな世界を目で楽しみながらも、ウディアレンのクセになるこじれた人間模様が楽しめる映画。
軽快な音楽と共にテンポ良くストーリーが進んでいく、人が死んでいくブラックな出来事でさえサクッと軽快に進んでいく。
少し早口のナレーションや、痛いところをついてドキッとさせられる会話の掛け合いもウディアレン映画らしくて楽しめます。
お調子者でちょっとダサいけど人が良い主人公。
二兎を追う者は一兎をも得ず、というように、最後は浮気がばれてどん底の泥仕合?とハラハラしていましたが、しっとりした終わり方に意表をつかれました。
ほろ苦い余韻に高揚感も味わえて、良い映画でした。