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わたしは、ダニエル・ブレイクのGAIのレビュー・感想・評価

4.9
久しぶりこういう映画に出会えた。
悲しいけど世の中の“現実”に従うと
救えない人々が沢山いる。
社会の中の“弱者”として扱われ、
見下され人間らしい扱いを受けられない。

“弱者”に“現実”を突きつけること
この社会ではまるで正しいことのようだけど、そこに愛がなければただ社会的構造の中で弱者とされた者たちを突き放しているだけ。元々同じ尊厳のある人間なのに。

“弱者”に寄り添えない人々の方がよっぽど心が貧しいんだろうけど、それにも気付けないしむしろ自分は正しいことをしていると思わせる社会の構造が悲しすぎる。

“弱者”とされている人々のほうがよっぽど心があって人間らしくて豊かだ。

自分は“現実”に従う者にはなりたくない
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