からあげ

わたしは、ダニエル・ブレイクのからあげのレビュー・感想・評価

4.0
この作品を観て感じたことはいろいろで‥

人と人の思いやりは、とっても温かい、手を
差し伸べてくれた人をずっと忘れずに大事に
思いたいってこと。

いろいろな環境の変化のなかでも手を差し伸
べてくれた人、知らんぷりの人‥
いろいろな人の中で生き、働いている。

誰が悪いってことはない、すべて自分の捉え
方でいくらでも生きやすくなるんだと思う。
そうならなきゃって自身に言い聞かせる日々
があって‥。


作品では、
心臓が悪いために働けないダニエル、行政の
対応はマニュアルどおりで融通が利かない、
オンラインで合理化された片隅にある不便性
が虚しい。

シングルマザーのケイティと二人の子供たち。
子供たちが素直で母親の苦労を間近で見て
子供なりにおねだりもしない、ママを助けた
いと思う優しさが健気で愛おしい。
母親にとって物欲や食欲を我慢するのは子供
のためならば悲しみでもなんでもない。
けど、度を過ぎれば壊れてしまう。
母親だって人間だから。
そんな時に助けてくれるのは行政でなければな
らないはずだ。

その傍ら世間にはびこる不正受給もあとをたた
ない、偽善者が涼しい顔できる世の中にだけは
なったらダメだと思います。
からあげ

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