みちたろ

お嬢さんのみちたろのネタバレレビュー・内容・結末

お嬢さん(2016年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

人形は拘束の証。無駄な結婚は首吊りと同じ。

第一部から第二部への鮮やかな転換に思わず「えっ!?」と声を上げてしまったが、その驚きすらまだ二人の物語の途中にすぎなかったとは…!!

中盤やや日本語が聞き取りづらく、中だるみした印象を持ったが、終盤にかけて二人が解放に向かって走り出すカットは、エモーショナルすぎて震えた。

二転三転するストーリーだけでなく、背景美術や衣装も素晴らしかった。桜の大樹、和洋折衷の屋敷、煌びやかな着物などなど…。

性的描写は過激だったけど、男性社会へのアンチテーゼとしてしっかり機能していたと思う。

いや〜、パク・チャヌク本当に凄いな。
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