Taka

お嬢さんのTakaのレビュー・感想・評価

お嬢さん(2016年製作の映画)
3.8
「IMDbのTop250作品を下位から観ていく」キャンペーンの一環。
今回は234位の本作。(順位は鑑賞日当日のもの)

エロと詐欺を元にした欲望の応酬。
性欲が無くなった訳ではないが、80年代に多用されていた物語と関係ない無駄なセックスシーンに最近辟易している。その状態で見た本作はなかなかしんどかった。スッキを見て「あら、可愛らしい」と思った後の数々のレズシーン。好きになった娘が知らんやつと寝てるのを目の当たりにした感覚(そんな経験ありませんけど)。
上映時間2.5時間は観る前は「長いな」と思ったが、見応えある作品でした。Top250に入るのも納得。
三部に分かれてるのも良かった。
皆さんが指摘されている「日本語セリフ」ですが、確かに一部解りにくい個所もありますし、韓国人独特の日本語は目立ってましたが物語が不可解になるようなレベルではなかったし、むしろ日本語頑張ってくれてるな、と感心。時代設定が違って日本語要素が不要だったらセリフに対する皆さんの評価も変わったのかもしれませんね。
繰り返しになるがスッキが元気で可愛い。秀子も初見は美人には見えなかったのに次第にキレイに見えてきたのが不思議(百合演出の効果か?)。伯爵も良い役者ですね。いちいち憎たらしい(褒めてます)。

エロ要素無くても内容は十分オモロいのに、と観終わってから何だか勿体ない気持ちになりました。
Taka

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