エアール

お嬢さんのエアールのレビュー・感想・評価

お嬢さん(2016年製作の映画)
3.7
全3部で構成される
極上のエロと騙し合い、なんてこった 笑
監督はパク・チャヌク
ーーオールド・ボーイや渇き、イノセント・ガーデンもそうだったかな。

サラ・ウォーターズのミステリー「荊の城」を原案として
舞台と一部脚色を加えたのが本作になります。


1939年 日本統治下の朝鮮半島が舞台
莫大な財産を相続する令嬢と結婚し我が物にしよう目論む、支配的で変態な叔父 上月、
美しい令嬢 秀子、
詐欺集団に育てられ偽の判子作りとスリの技術はピカイチ スッキ、
”とある話”をスッキに持ちかける詐欺師 藤原伯爵。


”とある話”とは
上月が秀子と結婚してしまう前に
彼らの屋敷へ赴き
藤原伯爵が秀子を誘惑し結婚する。
結婚後、財産を換金し終えたら、
秀子を精神病院に入院させて財産丸ごとそ奪い取る、というもの
ーー秀子が伯爵を愛するよう仕向けるため協力者が必要なのだ、と。
そこで彼らの屋敷に侍女として潜入することを藤原伯爵から依頼されるスッキ。
報酬のデカさから渋々承諾し上月と秀子が住む屋敷で暮らし始めるスッキ
ーー珠子、という和名をもらう。
計画通り順調に事が進むかと思われたが、歯車が徐々に狂い始める…
ーー変態叔父を演じたチョ・ジヌンの存在感もなかなかですが、
やはりキム・ミニと新人 キム・テリの濃厚すぎる絡み、これですね 笑

クセあるイントネーションで発せられる日本語が聞き取りづらい部分もあって
会話を拾うのに若干苦戦しました 笑


稀覯本と朗読会、
驚愕の地下室、
芽生える想い、
変わりゆく関係性、
惹かれ合い騙し合う、…。

誰が誰を騙してるのか、
勝利を勝ち取るのは誰か、
欲望と愛が渦巻く世界へ、いざ…。
エアール

エアール