ゆき

セールスマンのゆきのレビュー・感想・評価

セールスマン(2016年製作の映画)
3.6
懺悔

「あの時」に囚われる人たちを見た。
じわじわと感情をいたぶっていくような時間。
軸とされる戯曲をもっと知っていたら、より深く物語に入り込めたのかも。
活きた目をしている人はほとんど登場せず、打ちひしがれたような日々に向き合う展開。
静かだけれど、心の奥に隠した執着が歪んで届くような感覚だった。

×××
小さなの劇団で俳優と活動する夫婦。教師である夫が不在中に妻が何者かに襲われた。穏やかな日々は一変し、夫婦間のずれが生まれていく。
ゆき

ゆき