愛と夢、自分にとって大切なものは…?
パン屋で働きながらボクシングをしているオリ・マキ、調子も戦績もよく、ついに世界チャンピオンへの道が開かれたが、彼には思いをよせる女性がいて。
純粋に面白かった。普通のおにーちゃんがトントン拍子で有名になっていく一方で今までに感じた小さな幸せが遠退いていく不安。セレブリティあるある。
二兎を追うものは一兎をも…的な話ではなく、両方自分にとっては大切だがどちらが本当に離してはいけない大切なものなのかを、モノクロで軽いコメディタッチで描いていた。
大切なものが自分でしっかりわかったら、もうそれ以外はそんなに気にならない。他でなんとかなるものはなんとかすればいい。
タイトルに偽りない幸せな映画だった。