モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由のPinkmanのネタバレレビュー・内容・結末

名前、髪、恋人、はたから見ると違和感を感じるものも本人にとっては自分の一部。強い痛みが生じても体の一部を切り離そうとは思わないもの。この痛みさえなくなれば一人でも歩いていける。

嵐のいつもの通り道。バー、自宅、レストラン、薬局、、リハビリ施設。数々の女を泣かせてきたロクデナシの王様。レストランより病院と薬屋の経営に向いてる。回し者かと思うくらい。

嵐の日は心がワクワクした。でも外に出掛けたら大怪我をした。痛い目に遭いたくなかったらその日は大人しく家で過ごすことをすすめる。これまで経験したことのない暴風雨は甚大な被害をもたらした。

前日までの嵐が嘘のようだ。快晴の空に爽やかな風が駆け抜ける。治りかけの愛の痕跡がその嵐の大きさを物語った。