あきしげ

キャビン・フィーバーのあきしげのレビュー・感想・評価

キャビン・フィーバー(2016年製作の映画)
2.0
アメリカン・ホラーのしつこい驚かす演出が邪魔。

良かった点。

・グロテスクな描写
・イーライ・ロスの名前

悪かった点。

・感染ルートが曖昧
・音で驚かせる演出
・感染の原因が不明
・自業自得なる物語

イーライ・ロスの名前が先に出る。
つまり、作品として怪しいところ。
イーライ・ロスの名前に期待する。
これが本作最大の肝となっている。

イーライ・ロスは脚本と製作総指揮。
本作では監督を別の人に譲っている。
美術監督のトラヴィス・ザルーニー。
造形やグロテスクな描写は良かった。

ただ、ストーリーと設定が雑すぎ。
ストーリーは若者のバカ騒ぎから始まる。
どこかで見たようなシーンとなる。

みんな友達で仲間のはずです。
しかし、途中から全員が自己中になる。
誰一人として魅力的な人物がいません。
だから仲違いしても問題なし。

結局は自業自得の結末を迎える。
ある意味、納得の結果でしょう。

地元民もなんだか取って付けたような感じ。
自然な不気味さよりも不自然さが目立った。
演出の為にそのような行動を取る感じです。
だから何をしても不思議じゃない印象です。

演出としては面白味がない。
特にアメリカン・ホラーの演出。
音で驚かせる演出がクソすぎる。
繰り返すパターンは飽きる。

イーライ・ロスのグロ描写だけ頑張った。
あとは退屈なストーリーと登場人物だけ。
そもそもリブートさせた意味がなかった。
あきしげ

あきしげ