正直そんなに期待はしていなかったスティーブン・キングの「IT」の映像化2作目ですが、その予想に反してなかなか面白かったですね。
常に何かが起こりそうな嫌な雰囲気のシーンが多かったから、最後まで緊張感が持続していました。「スタンド・バイ・ミー」にホラー要素を足したような作風も個人的に好きです。
少し難癖付けるなら、肝心のペニーワイズの登場シーンがさほど怖くない。姿の現し方が普通すぎてそれほどの怖さが無かったですね。
ただ不気味極まりない世界観はしっかりと健在なので、これ劇場で見てたら余計に怖かっただろうなぁ…。
あの7人組がペニーワイズと対決することで、それぞれが持つ弱さや恐怖心を打ち消そうとする成長の物語としても見れるので、その面でも面白かったです。
前の「IT」よりかなり好きですね。