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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。のromioのレビュー・感想・評価

2.0
スタンドバイミーなんかに感じる、子供の頃のなつかしさ、そしてあのちょっぴり切ない感じ、たまらない。
自分は学校の怪談がかなり好きなんですが、それに近いような感じ?
原作はかなり昔に読んだような、読みきれなかったような記憶があるが、その時はもうピエロがめちゃくちゃ怖くて。
下水溝の中にピエロがいるというミスマッチさ、そして子供が消えるという怖さ。
やっぱりオープニングがいい。
映画版では、子供パートだけでよりスタンドバイミー感が強くなっている。

アメリカの田舎町、負け犬と呼ばれた子供達が、それぞれの恐怖と向き合い、大人へと成長していく物語。
予告編はバリバリのホラーだったが、実際は怖さはほとんどなかった。
むしろ、ピエロが映る度に若干萎えてしまった。
ピエロの写す恐怖というのも、なんかどれも微妙で、怖いというかなんかグロい。よくわかんないし。
その時に煽る音楽といい、どうにも俺には合わなかった。
青春ものとしてで全然いいんだが、どうもじわじわとしたホラーというより、極端なホラー演出でそこにミスマッチ感を覚えた。リズムの違いというか。

余談だが、子供の事件、大人になってというとミスティックリバーがまた見たいなと鑑賞中、ずっと思っていた。

なんか分からないけどある根源的な怖さで言うと、自分は階段が怖い。
子供の頃から、何か後ろから追っかけてきそうで、家の階段ですら基本ダッシュで駆け上っていた。
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