これは流石、ファンの期待を裏切らないMARVEL。
X-MENはもちろんジャックマンのウルヴァリンシリーズも全編観てきているが、個人的にはウルヴァリンZEROと同格の非常に素晴らしい完成度である。
なお、アメコミの本場アメリカでは「ヒーロー映画史上最高傑作」と、高評価。
X-MEN史上最強にして孤高の戦士ウルヴァリンの最期を描いており、鋼鉄と謳われた肉体もアダマンチウムの副作用によって失われ、また、かつてX-MENを率いていたプロフェッサーXもアルツハイマーによりサイコキネシスが制御出来ていない描写があったりと、あんなに無敵で眩しいほど輝かしかったX-MENのメンバーの晩年が非常に痛ましく、そういった表現が観客の心を掴む要因となったのではないだろうか。
アメコミ史の中でも名高い“ウルヴァリン”というヒーローは、ジャックマンによって新たに形成され、そして今回のLOGANで完成したと言ってもいいだろう。
本当に最高でした。そしてお疲れさまでした、ジャックマン。
因みに、本作の手を繋いでいるバージョンのポスターは「シンドラーのリスト」のインスパイアだそうです。深い。
この作品を観るのであればシリーズ一通りを観てからのほうが数百倍も感動が違ってくるはずだ。
