ミミック

サバービコン 仮面を被った街のミミックのレビュー・感想・評価

3.3
1950年代のアメリカにおいて理想の家族像のうわべを描きながら現代な風刺を織り込ませる。

妙にカリカチュアされた親のマッド・デイモンは『シェイプ・オブ・ウォーター』のマイケル・シャノンを連想し、違和感がある気味の悪さで話を引っ張っていたので後半もっと大きな展開があるのを期待したけど、結局企みがバレてより行動が大胆になっただけだったのは少し想定内で残念。

隣人に対する町全体の差別や排斥活動が主人公家族とはほとんど関連してなくて比喩止まりだったのが惜しい。

人がやられる所や血の感じはコーエン兄弟ぽさが出てる。

二役のジュリアン・ムーアや保険調査員のオスカー・アイザック、あと息子や叔父さんも役者は皆良かった。卓球ラケットを持ったマッド・デイモンの姿には笑った。
ミミック

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