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ハクソー・リッジの70のレビュー・感想・評価

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)
3.8
終戦記念日が近づくと何に突き動かされてか戦争モノに触れようと思いになる、小学校の戦争学習ぐらいから戦争ドラマが放送されれば必ず観るぐらいの熱量があったが「ハクソー・リッジ」って沖縄の地を指していたのか…てっきりWWIの話で異国の地かと思っていた…という我ながら恥すべき無知状態からの視聴開始、ずばりアメリカ視点の太平洋戦争は新鮮だった、映画として人々の背景を知ってしまっているからか日本兵の憎らしい描かれ方からか無意識に主人公の陣営に肩入れしている自分に驚いた、そして正直なところ主人公のスタンスに真っ向から賛同して涙を流すことができなかった、自分が武器を持たぬことで敵に殺されるかもしれない仲間や自分が殺さぬ分の敵を殺すことになるかもしれない仲間の存在、勿論多くの命を救ったことは大いに賞賛されるべきだがどうしてもその可能性について考えずにはいられなかった、そんな極限の状況を生む戦争自体が悪なんだけども、戦争の惨さを伝えられるだけで作品として十分に価値があると思いました、にしても監督、切腹シーンへの熱量が凄い
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