ロキ氏

ハクソー・リッジのロキ氏のレビュー・感想・評価

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)
4.2
戦争映画なのに、1番カッコいいのが銃や武器を持たない戦わない1人の衛生兵。

主演のアンドリュー・ガーフィールドは「ソーシャルネットワーク」で初めて知って、そこからずっと好きな俳優さんですね。

なんか、どこかナヨっとしてる感じなんだけど優しい兄ちゃんて感じで好きなんですよね笑

さて、今作「ハクソー・リッジ」ですが…

凄い良かったです。
戦争シーンは圧巻。「いいか?戦争とはこういうことだぞ」とその凄まじさを改めて認識させるかのようにグロ描写も血なんか当たり前で、爆発で足失ったり、頭撃たれたり、蜂の巣にされたり、切り離された胴体から内臓ブシャーとか惜しげも無く、サービス満点で見せてくれます笑

観てるだけでその場の火薬や血肉の臭いがしてきそうなくらいの激戦シーン。

こんな戦場に銃も持たずに走り回ることが怖過ぎて考えられない笑

でもバンバン映像が切り替わったりするんで個人的にはグロ描写見てもそこまで「うわぁっ」とかあまり思わなかったかも!


そして日本人なのに日本兵が怖いw
時折聞こえてるくる日本語もww

なんとも複雑な気持ち。

上司の命令だろうと軍法会議にかけられようと刑務所に入れられようと何があろうと“絶対に武器を持たない”と信念を持った主人公のデズモンドには感服です。


(※ちなみに、戦争まで行くのに長いという声も聞こえますが、この行くまでの前半部分も結構面白いです。( ̄∀ ̄) )



そこまで貫き通すって凄い精神力と勇気の要ることだと思うし、その結果たった1人で75人の負傷兵を救ったとか…

カッコ良すぎるでしょ笑
途中から感動しまくりです。

そして改めて戦争なんて起こしちゃいけないなとも思いました。

この戦争でアメリカ軍も多くがPTSDになってしまったという日本の沖縄・前田高地での戦い。

敵として描かれてる日本人ですが、決して悪者として見せずにホントに強い相手だったという敬意を保った描き方がみられて、不快感とか感じない。


クリントイーストウッド監督の「父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」を観てたりするとより面白そうとも感じる笑


あともう、主演が同じでキャラ設定が少し似てるから、時代設定の違う「沈黙」みたいに感じる笑



臨場感を味わいたい方は音響が良い映画館で体感してください!
一見の価値あり、大変良かったです!(°▽°)
ロキ氏

ロキ氏