あおい

ハクソー・リッジのあおいのレビュー・感想・評価

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)
3.5
戦場における本当の“英雄”とは、一体何なのか…

メル・ギブソン監督、アンドリュー・ガーフィールド主演の戦争映画。エージェントスミス出てますやん( ^ω^ )

◎ストーリー
デズモンド・ドスは、良心的兵役拒否者として入隊。彼の目的はキリスト教の信念に基づき、戦地においても人を殺めず、救うというものだった。しかし当時、彼の信念が世に受け入れられるはずもなく…

戦争映画やから仕方ないとしても、米軍にやられる日本人をみるのは気分のいいものじゃない。デズモンド目線で描かれし、そっちで視点でみる方が面白いのも分かってるけど、心の底から楽しめなかった。

そういう前提条件を考慮した上で、この映画の良いところを挙げるとすると助けるということに拘ったところ。戦争モノとして新しい切り口やなと思いました。

ただ、そうは言うものの戦闘シーンは眼を見張るほどリアル。グロいというかリアル。そのおかけで助けるという行為に意味を持たせる効果はあるとは思う。

それと前半のドスの過去をもうちょっと深掘りされてたら良かったかなという印象。物語上はやく本題に入る必要があるから仕方ないけど。

戦争映画としてメッセージ性もあり、迫力もあり、まとまりも良い作品。いつも敵国になってるドイツやイタリアの気持ちが分かる映画でもある。
あおい

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