キレイで地味なゾンビ映画。
良かった点。
・ゾンビ映画のセオリーを踏む
・中盤までの緊迫した厳戒態勢
悪かった点。
・尖った部分がほぼなく地味
・カニバリズムのシーンなし
デンマーク製のゾンビ映画。
ヨーロピアンなゾンビ映画。
キレイな描写のゾンビ映画。
アメリカンのゾンビ映画と違います。
ゾンビ映画なのに清潔感があります。
最初から最後まで白のイメージです。
それぐらいキレイなゾンビ映画です。
ゾンビは走るワケじゃなくノロノロでもない。
現代のゾンビらしくその中間で襲ってきます。
昔ながらの数の暴力で迫ってくるゾンビです。
オリジナル要素として光に集まる習性を持つ。
中盤までは明確にゾンビが登場しない。
あくまでも感染の疑いのパンデミック。
そのような雰囲気で家に軟禁状態です。
当然ながらその間物語は止まっている。
ようやく動き出すとジェットコースターになる。
怒濤の展開と言いたいが全体的に地味な進み方。
グロテスクな描写はかなり控え目なゾンビ映画。
王道を抑えているのにカニバリズムだけはなし。
なんだか物足りない印象を持ってしまう。
クライマックスもなんだか腑に落ちない。
続編を感じさせる終わり方も微妙でした。
セオリーに従っているからって面白い作品にはなりません。
本作はまさにそれを体現している記憶に残らない作品です。